【偏頭痛とかみ合わせ】
こんにちは、新潟市西区小針南台の歯科、西原歯科クリニックです。
偏頭痛とかみ合わせの関係と
その知識。
最近は、虫歯もコントロールされてきており、虫歯の数は少なく、軽症化しつつあります。
フッ素や、受胎、母胎環境、栄養、育成環境が整い、衛生的な環境、また健康保険制度の充実により、若年者から20代までの口腔環境は、優れたものと言えましょう。
厚生労働省の歯科実態調査から、その事が明らかとなっています。
しかしながら、ことかみ合わせに関しては、歯科矯正治療は、1部健康保険適用の場合もありますが、一定の適応性以外は、健康保険適用が難しく、明らかな異常があっても、重篤な機能障害がなければ放置される事が多い。
また、異常があり治療を希望されても、経済的な側面から治療を断念する事もあります。
よく頭痛持ちで、痛み止めを使っている方へ
一つ論文を紹介致します。
アングル分類
1級 正常
2級 上顎前突(上顎が前に)
3級 下顎前突(下顎が前に)
オーバージェット・・・
前歯の前後的な位置関係の差、
横からみた上前歯の先端と下の前歯の先端の差
オーバーバイト・・・
前からみた上下前歯の重なりの長さ
長さが大きいと被さっていすぎる
(かみ合わせが深いという)
正中線 上下の真ん中の両前歯(中切歯)の位置の差
くさび状欠損・・・
歯の根元に形成されるへこみや、凹み。はぎしりによって起こり、知覚過敏症の原因の1つ。
Body Mass Index 肥満指数
結果に注目して頂きたい。
かみ合わせに異常のないコントロール群には、偏頭痛が少ない。
オーバージェット、正中線の偏位があるかみ合わせ異常の方は、優位に偏頭痛が多かった。
との結果です。
正中線の偏位は、上と下のかみ合わせがずれている1つの状態で、
オーバージェットの多さは、
かみ合わせの前後的な異常に他なりません。
こういった論文は、示唆までとなりますので、必ずしもそうなるとは言えませんが、偏頭痛の原因がかみ合わせにも関係している可能性があるかもしれません。という事だと思います。
臨床実感でもうなずけます。
新潟市西区小針南台
西原歯科クリニック
http://nishiharadc.web.fc2.com
ご予約はこちら⇩
0コメント