歯周病原菌と女性ホルモンの関係

デンタルプラーク(歯垢)細菌 は、女性ホルモンを栄養として数を増やし病原性を発揮する酸素のない状況下で増える細菌(嫌気性菌)もいます。

妊娠は、胎盤でホルモンが作られます。

そのホルモンは、血流、歯肉の溝(歯周ポケット)から入り込みます。

そうすると、妊娠 で増える胎盤ホルモンであるエストロゲンを栄養とするp.i菌が歯周ポケットに爆発的に増えます。

その妊娠時の歯肉の腫れなどを
私達は、妊娠性の歯肉炎、歯周炎と読んでいます。

この p.i菌の 毒素は、歯肉に炎症を引き起こし、出血させます。
その血液成分を栄養とする 歯周病原菌が増えてくるのです。

妊娠時の歯周炎は、早産を招きます。

先の p.i菌の 毒素は、血流を介し、子宮に達すると平滑筋を収縮させるプロスタグランジンが蓄積されて、陣痛を促し、低体重児出産や早産の原因となります。

その歯周炎のあるなしでリスクは、2.27倍。
低体重児出産の割合は、4倍とも言われています。

それをふまえて、東京医科歯科大学の和泉教授は、「妊娠トラブル対策は、歯周病の予防.治療から」と唱えています。

妊娠 する前から 口腔ケアを行い、健康増進に つなげたいと思います。

新潟市西区小針南台
西原歯科クリニック
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