動脈硬化症を科学する。

 高コレステロール血症、高尿酸血症、肥満、糖尿病、喫煙などは、
動脈硬化症のリスク 因子として知られています。

そして、この動脈硬化症には、ピロリ菌や主な歯周病原菌のp.gingivalis等の感染や口腔内に潜伏するウイルス感染や口腔内に潜伏する

サイトメガロウイルス感染が関わっている事が明らかにされ、動脈硬化症には、 慢性感染症が 深く関わっています。

ピロリ菌は、胃潰瘍や胃がんの原因となる事がある細菌です。

サイトメガロウイルスは、乳幼児期に感染する事が多い ヘルペスウィルスの一つで、健康な人に病原性を示すことはほとんどありません。

しかし、 感染のリスクが高い、免疫抑制剤 の投与を受けていたり、透析患者さんでは、初めて感染した場合や、体内に潜伏しているサイトメガロウイルスが活性化して肺炎を起こす事もあります。

そして、持続感染による 動脈硬化にも関わるウイルスであることもわかって来ました。

動脈硬化症の患者さんは増え、  心血管系と脳卒中を 中心とした方の死因の30%を数えます。

動脈を詰まらせる沈着物は、血管内壁 プラークです。
動脈の内膜に作られるアテローム性プラーク には、 悪玉コレステロールのLDL(低密度リポタンパク質)がふくまれており、そこにカルシウムが沈着すると動脈硬化症が起きます。

歯周病など慢性感染症による炎症が続くと、生体反応として、血流中に C-反応性タンパク質が作られます。

スウェーデンのカロリンスカ 大学歯周病科と医学部との共同研究で、歯周病患者さんの動脈硬化と体に起きている炎症程度を知る血流中のCRPの値を調べ、歯周炎があると血中CRPが高くなり、動脈硬化が進んでいる事が分かりました。

即ち、歯周炎による炎症の持続が、動脈硬化の 引き金になる事を循環器科の医師達と発表がなされました。

日本生活習慣予防協会や歯周病学会は、歯周病学会は、歯周病原菌が血液に入り込むリスクが、動脈硬化リスクの因子である 事を 伝えています。

動脈硬化症予防に歯周病の予防と治療の必要性を強調しています。




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