歯科の先生は、なんで歯周病ってうるさいの?
こんばんは。 新潟市西区小針南台の西原歯科クリニックの西原です。
歯科医は、なんで?そこまで 歯周病、歯周病って うるさいの?
とそもそも論。
ブログを更新していると 聞こえてきそうだったものですから・・・。
歯周病は、いうなれば悪くなれば、歯を抜かないと治らない状態があるからです。
まだ、私、そんなじゃないから・・大丈夫でしょ? と思いがちな方。
しばらくみてもらってないな・・そういえば・・。
忙しいし、悪くなったらでいいか・・。
などと思っていませんか? ですが、悪くならないと 行かないのが、
歯医者だと思っています。 それが人情かなと思います。
悪くなった歯をお持ちなかたほど、歯にこだわりが出てくるのも
非常にわかる話です。
今は、一本の歯の欠損も許されない年代の方が多くいます。
その歯の大事さを分かっている方は、月に1回メンテナンスにいらしています。
私は常々思いますが、戦後に生まれた方々は、食事も満足でなく、
おそらく生育環境が悪かったことから、歯の質が悪かったのだろうと
推測されます。戦前生まれのかたがたは、苦労をされて今の時代の基礎を作った方々で
私は、尊敬をします。 しかし、そういった方ほど歯の重要性を問うてくださいます。
ですから、50歳以上の方と 30.40代の方で、歯に対する意識は
かなり異なると思います。ましてや、今の10.20代の方は
ほとんど意識が 少ない(ない)と思います。
歯を抜く事、 すなわち その歯の生命をなくすることになります。
歯科医としては、やはり 自分で咀嚼し、お食事をおいしく頂いて欲しい(私はすくなくともそうです。)違和感をもちながら、気をつけながら食べる食事は美味しいとは言えないと
思うのです。
ようするに 歯周病にはなっては 大変だから早めに対応しましょう。
と「警鐘をならしている」ようなものです。そして、初期、中等度ならば8割は救えます。
重度になるとまず 難しいでしょう。
前置きはこのくらいにして・・・・。
当院の 歯周病の治療の流れを説明します。
まず 状態を調べます。
レントゲン
歯周ポケット測定、動揺度検査、出血の有無、プラークチャート
この検査を元に、歯周病の 病期を判定します。
ですが・・、治療だけでは治らないのが、歯周病です。
それは、歯、歯の周囲についている プラーク(歯垢)を落とすプラークコントロール
が重要だからです。
このプラークコントロール 意外と出来ていると思っていたら、大間違い。
歯は、皆さん 何分 磨きますか?
ここで、5分以下の方で補助用具を使っていない方はは、まず 磨き残しがあると思っていただいてよろしいかと思います。合格点は、プラーク残りが20%。
すなわち 8割磨きが重要です。 歯の面は、4つに分けます。
外側で3カ所、内側で1カ所 その4カ所にいくつついているかを見ます。
では・・
まずは、そこから 始まります。
歯科医院では、歯石を取る時間が必要ですが、磨き方がまずければ、治療の効率が悪いので、
そこから見直していただきます。
まずは、ブラッシングから。
クリーニングは、スケーリング、SRP(ルートプレーニング)に分かれますが、
この違いは、また・・・。
検査を挟んで、スケーリングをしたあとに、SRPに入ります。
ここまでが 歯周病の初期治療です。
治療の回数をよく 聞かれますが、 その方の病状次第です。
検査 (レントゲン、歯周病基本検査)
ブラッシング指導 と スケーリング (歯肉の上の歯石取り)
精密検査 (歯周ポケットを6カ所測定、動揺度、歯肉の出血、プラークチェック)
SPR(ルートプレーニング)
精密検査 (上記と同じ検査で、治療の効果を判定)
ポケットの減量手術もしくは、再度SPR
精密検査
この流れになります。 歯周病は、システマティックに治療をしているんですよ。
ブラッシングも私が指導します。スタッフもさせていただきます。
当院は、ブラッシング指導の料金は頂いておりません。
http://facebook.com/dc.nishihara
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