口呼吸はやめたい習慣です。
鼻からの呼吸は、咽頭部への慢性化な刺激に繫がります。
いびきは疲れが回復しない原因だそうです。対策は右側を下に寝る事です。
鼻づまりは呼吸障害?
口呼吸かも、鼻閉によりますが、咬み合わせへの影響が少なくありません。注意が必要です。
鼻づまりと一言にいってしまえば簡単ですが、おそらくかなり深い。
これは、小さいお子さんをお持ちの親御さんに読んで
頂きたい読み物です。
呼吸障害や閉塞性睡眠無呼吸(OSA)に罹患している小児や大人は、
しばしば、頭蓋顔面形態の異常を呈している。1)
口呼吸は、鼻・口腔領域の筋収縮パターンを変化させ、骨格性の変化を生じさせる。
1例を挙げる、子供のアカゲザルを3ヶ月の部分的鼻気道閉塞が、顔面高の
増大や上顎の幅・長さの減少を引き起こす事が示された。2)
またアデノイドや口蓋扁桃肥大に起因する小児の口呼吸は、前方頭位姿勢、
下顎後退症、前顔面高の増大、下顎下縁平面の急傾斜、舌骨の低位、
および舌の前下方位と 関連していた。3)
*この3つから 鼻づまりと 顎の成長が密接に関係していることが分かる。
つまり、鼻づまりというのは、呼吸がしづらいというだけではなく、
歯科的な問題を起こしうる かなり重要な問題ということです。
*下顎後退症・・・下顎が正常な位置より後ろにある状態
*前顔面高の増大・・・面長
*下顎下縁平面の急傾斜 ・・・下顎が急な角度になっている
*舌骨の低位 ・・・気道の閉塞を招く
*舌の前下方位・・・舌の根元が落ち込む(舌根沈下で息がしづらい)
総括すると、鼻づまりを放っておくと 顔の形や顎の形の成長が正常にいかず
かみ合わせに影響しかねないということが示唆されている。
ということです。
ただ単に 鼻づまり というだけでは・・・と思いませんか?
1)Linder-Aronsonらの研究論文より 1970年
2)Havold EPらの研究論文より 1972年
3)Woodside DGらの研究論文より 1991年
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