なんとく咬むと痛いんだけど・・。
こんばんは。今日は、少し専門的な話を。
なんとなく 違和感があるんだけど・・。なんか咬むといたいんですけど・・。
というような 症状のある方は必見です。
下は、歯の断面図です。
歯は、歯肉の上に ある 歯冠部、と 歯肉の下にある 歯根部
の二つに 分けると 理解しやすい と思います。
歯は、 外側は エナメル質、 中は、象牙質、 さらに内側に 歯髄
という 三層構造に なっています。
歯根部は、外側は、セメント質、中は、象牙質 内に歯髄 という
やはり 三層構造ですが、 厚みに違いがあるのは、見て分かると思います。
さて・・。 虫歯になると、細菌が侵入してきます。
その細菌が 歯髄に侵入してしまうと 熱いものに痛みを感じたり、黙っていても
痛いという 歯髄の炎症を起こします。
さらに それをとおりこし、根の周囲の炎症が広がる とさらに大変です。
それを 病名で 急性化膿性根尖性歯周炎 といいます。
急性 とは 痛み がある 状態の 症状とご理解ください。
従って、急性腸炎 であれば、 腸に炎症が起こった痛みのある状態のことを指します。
化膿性 とは 細菌によって起こされる状態を指します。
根尖性 とは、 根の先端(尖端)に起こっていることをさします。
歯周炎 歯周(歯の周りに)に起きている 炎症 の事です。
歯科では、痛みのない状態の時は、慢性とつきますが
往々にして、 慢性であったものが、急性化をすることが およその状態です。
いままで、なんとなく 痛いような感じがあったのが、急に痛くなるような
状態を さします。
これが、まさに表題の状態で、 すでに病気なんです。
慢性化膿性根尖性歯周炎 の状態が疑われます。
その歯が運悪く、急性化した状態が下の状態です。
歯根膜期で なんとなく 痛かった歯が
骨内期で 激痛
骨膜下期でも 痛いし、咬めない
粘膜下期で 痛みが和らぐのですが、今度は顔が腫れてくる。
そういう病期(ステージ)があります。
私たちは、 いつにいらっしゃるかによって、状況をふまえ
処置を致します。
状態を見極めをし、処置で痛みの少ない状態にしていく訳です。
痛い時には、往々にして 痛みがとれにくいものですが、
効果的な応急処置によって、痛みも劇的に改善することがあります。
こうなる前に と いつも思うのですが、それが人情というもの。
今は、仕事の多忙さに ついつい 健康の大事さを忘れがちです。
すこしばかり 余裕を持ちたいところですね。
お大事になさってください。
新潟市西区小針南台の 歯医者
急な痛み、不具合対応します。
優しい歯科
西原歯科クリニック
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