前歯の根管治療【側枝】
新潟市西区小針南台の歯科、
西原歯科クリニックです。
知らずに歯の神経が壊死してしまう事も稀にあります。
歯の中にある歯髄は、根の尖端に膿がたまり、やがて腫れます。
左のレントゲンを見ると根の先端というより、脇に黒い影があります。
これは、管の脇にある側枝という細い管がある歯になります。そこから脇の方に感染したと思われます。
通常は、ほぼ真っ直ぐな管を清掃することで、症状が消え歯を保存できる事になります。
しかし、このような脇に病変がある場合は、治りづらいと思います。
根の脇にある病変にアプローチ出来ました。
左は、治療直後
右は最終的にお薬を入れた直後
1月の経過観察時点では、注入したお薬は歯肉の腫れた場所から排出され病変も縮小傾向でした。
さらに3月には黒い陰影が縮小しています。
全治約4ヶ月。
というのも別な歯の状況も同様の治療が必要で時間がかかったという事もあります。
大変でした。
時間により解決する事もありますが、そのためには、病変のアプローチと確実な細菌へのアプローチが必要と思われました。
経過観察中ですが、
今は腫れや痛みもなく全く支障なく機能しています。
当院での稀なcaseでしたが、
非常に参考になるcaseでした。
歯の根の治療は、なかなか治りづらい反面があります。
今回は多数に渡り治療した為に時間を要しましたが、
短期間での治療をすることをお勧めしています。
また、治療のし直しは、治療の困難さを生じますので、痛みがないからといって放置はしないようお願いいたします。
新潟市西区小針南台3-6
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当院へは、小針十字路途中、
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