レーザー治療のその後

新潟市西区小針南台の歯科
西原歯科クリニックです。

シビアなケースで、歯にヒビが見えている状態でそのヒビ(クラック)が完全に割れていない場合に
そのクラック部の感染を消毒殺菌した1例を報告します。

患者さんは、77才
心疾患により抗凝固療法を受けている、抜歯に関しては休薬しないと抜歯が難しいケースです。

保存を試み、根管治療を数回に渡り繰り返し、歯肉周囲のフィステル消失しました。

その後通法通り、根管治療を終わり機能している。

治療開始時は、歯の動揺が2度あり、咀嚼困難でありましたが、現在は機能している。

新潟市西区小針の「優しい」歯科 西原歯科クリニック

レーザー治療の効果?

Case1
主訴  咬んだ時に痛い
右上第二大臼歯、感染根管治療を 通法通りに行う。
上記の ようにクラックは認めるも、咬合時の違和感は ない。
動揺はⅢ度であったが、Ⅰ~Ⅱ 度に回復。
レーザー治療としては
クラック部と根尖部に照射。

現在経過観察中。
テンポラリークラウンにても 咀嚼に支障ないところまで回復。

Case2
歯周病メンテナンス中。
歯根破折の疑いあるも、咬合時の違和感は認めない。
レーザー治療に同意を得られた為、週2回で照射。

予後は、特に 問題ない。
Nd-Yagレーザーは、黒い組織に反応する。
歯肉縁下にある歯石や、 代謝産物等を殺菌、
組織活性化を促すことで治癒に導きます。

 難治性の根尖部の病変に有効に作用していると 思われます。


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