肥満と歯周病
新潟市西区小針南台の歯科
西原歯科クリニックです。
肥満と歯周病は、以前関連ありとお話しました。
肥満とは？
示す指標BMI(body mass index)と体脂肪率があります。
体格指標BMIは、体重(kg)÷身長(m)で算出します。
体格指標22であると、もっとも疾患のリスクが低いと言われています。
例えば
身長156ｾﾝﾁで体重60キロの人は
60÷1.56×1.56＝～となります。
体脂肪率は、女性30%.男性25%以上で肥満と判定されます。
肥満は、糖尿病、高血圧、高脂血症、動脈硬化、心疾患のリスク因子です。
肥満と歯周病について
脂肪組織が体内に蓄積されつづけると、脂肪組織が錆びるとも言われています。その錆びた脂肪が、加齢臭の原因と言われています。
脂肪細胞が産生した腫瘍壊死因子-αは、歯槽骨の吸収に関与し、またインスリン抵抗性に直接関与しています。
また肥満が原因で、耐糖能異常(インスリン抵抗性)を経て、2型糖尿病が発症します。
2型糖尿病が悪化すると、歯周病が悪化します。
肥満は、直接歯周病と関連しています。
肝臓は、脂質代謝、糖代謝を担う重要な臓器であるため、肝臓の機能を通じて、歯周病が耐糖能異常を引き起こし、2型糖尿病を発症させている可能性が示唆されています。
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