咬み合わせの力は年齢を重ねると低下する?
若年者と高齢者で、咬む力や咀嚼能率を研究した面白い内容をご紹介します。平成22年に健康寿命と平均寿命との差で男性が9.13年、女性で12.68年と報告されました。両者の差は、社会問題としてとらえられています。歯科医療の責務は、大きいと思われます。健康寿命と平均寿命との差を小さくする事が第一義でしょう。咬む力は、若年者と高齢者を比較しますと明らかに若年者が有意に咬む力が強い。ご高齢の方は、咬む力の低下を何で補完するか?やはり筋力の低下は否めません。堅いものを食べにくくする原因は、咀嚼筋の低下によるとの事でした。被験者を顎の関節や口腔諸機能と口腔機能に異常を認めない者としていますので、歯周病や顎関節の異常の方は除外しています。ご高齢になりますと、歯がすり減る事で歯と歯の接触面積が自然と増える。面積が若い方とどのくらい異なるかというと、70%も大きいとの事です。その咬む面積の増加で咬み合わせの低下を補完しているという事です。奥歯の被せ物(フルキャストクラウン)を入れますが、その調整では、40代の歯と70代、80代の歯の形は、違って良いと考えていました。今日は、この研究結果をみて、スッキリしました。長年使っている入れ歯を拝見するとなるほどと思う所が。その人に合う機能する形が存在するという事だと感じた次第です。新潟市西区小針南台の歯科西原歯科クリニックhttp://nishiharadc.web.fc2.com黒埼インターチェンジより車で五分小針駅より徒歩2分
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